「訪問口腔ケア・ステーション」を準備する会 by 龍馬

原歯科医院(市が尾)の院長:原龍馬です。

私は、長年『歯科訪問診療』を実践してきました。その経験の中から、在宅療養の患者さん達のQOLを高めるには歯科治療は勿論ですが、口腔ケアが非常に大切であることを実感しています。

歯科衛生士による口腔ケア&口腔リハビリテーションは、①口腔の衛生向上により誤嚥性肺炎を大幅に減らすこと、②口腔リハビリの効果で咀嚼機能及び嚥下機能の維持増進につながっています。

最近、「口腔ケア」の重要性は広く知れ渡って来ていますが、在宅療養されている患者さん達に十分施されているかと云えばそうでもありません。それは、口腔ケアを行う歯科衛生士が不足しているからです。

医科の訪問診療に、「訪問看護ステーション」の看護師がドクター(主治医)を補完して在宅療養患者さんの健康管理をしているのに比べると、歯科の訪問診療には、そのような「ステーション」は存在していません。

このような状況を考えるに、「訪問口腔ケアステーション(仮称)」を立ち上げるべきと考え、準備する事にしました。

せめて、「訪問看護ステーション」10ヶ所に比し「訪問口腔ケアステーション」が1ヶ所はあっても良いのではと考えています。このことで、在宅医療の多職種連携の一員として歯科医療従事者が大いに関われると考えています。

皆様からのご意見をお伺いします。           2017.10.8.記

原歯科医院(市が尾)からお知らせ

原歯科医院(市が尾)の院長:原 龍馬です。

 昨年暮れに、縁があって当地(市が尾)に歯科診療所を開院ました。私は長年、在宅歯科医療に関わってきました。寝た切リ、歩行困難、等で歯科医院に通院できない方々に対して、訪問して歯科診療を行っています。昨年までは、東京都足立区で30年間、在宅歯科医療で先鋒を走ってまいりました。

その経験を最大限活かすように、《「訪問口腔ケアステーション」を準備する会 by 龍馬》という事務所を原歯科医院(市が尾)の隣に開きます。11月21日を予定しています。ここでは歯科衛生士さんが主体となって「口腔ケア・口腔リハビリテーション」の勉強会を行い、広く、在宅医療に関わる多職種の方々との連携を模索して行きます。

「訪問口腔ケアステーション」の必要性については次回お知らせします。現在、歯科訪問診療については下記URLにて紹介しています。

2017.10.2.記